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Wwise Authoring APIのちょっとした罠Wwise Authoring Tool には少し前からWwise Authoring APIというAuthoring Toolに対して様々な操作を外側から可能にするためのAPIが, C++やC#, Python, JavaScript向けに用意されています.
普段はC++とC#を主に使っている私ですが, 諸般の事情によりPython3系を利用してWAAPIを利用しなければならなくなった時に嵌った? ちょっとした罠について書き記します.
JSONのフィールド名が微妙に違う
Wwise SDK 2019.1.6現在, Wwise Objects Referenceのマニュアルに記載されている"AudioSource"というTypeは存在しません. 代わりに"AudioFileSource"というTypeがそれに該当します.
これは波形データ等のオーディオファイル用の型なので, 外部インポート時に色々情報を付加した状態で処理したい時等に利用するケースでいきなりそんなTypeはないと怒られるという不幸が発生します. しました. ak.wwise.core.get 系でそれっぽいオブジェクトのTypeを取得するようにしてこの名前に辿りつきました.
FadeInDurationとFadeOutDurationに指定するのはミリ秒ではなく秒
インポートしたオーディオファイルにフェードタイムを入れようとする時に, Wwise Authoring Toolに表示されるFadeInDurationとFadeOutDurationのヘルプドキュメントにはミリ秒(ms)と記載されていますが, 実際に入れる値は秒(s)です.
BusのDuckingのTargetを設定できない
Wwise Authoring ToolではBusに対してDuckingを設定したい時に, そのTargetとDucking時のボリューム等を設定できますが, これはWAAPIでは解放されていない箇所であるため, それはできません. 手作業で頑張りましょう.